「柿渋は、昔から、多くの効果があります。
柿渋に含まれるタンニンは、解毒作用があります。O157やアセトアルデヒドの解毒に役立ちます。
酔い覚ましや中風の薬として、古くから民間薬に使われています。
また、ドロドロ血液を解消する効果もあるようです。私の周りでは脳梗塞手前の頭痛がよくなった人や、
中性脂肪値が正常になった人もいます。私はこのような「現実事例」を多く見てきました。
昔から、
・やけど治療
・よい覚まし
・中風の薬
・蛇の解毒薬
などに使われています。」
「柿渋は、有名なところでは酒造で使われています。
お酒をつくるとき、一番に濁り酒ができるのはみなさんもご存知でしょう。
柿渋はその濁りを早く沈める効果があります。いわゆる、自然の清澄剤なのです。
500キロリットルのお酒に対し、わずか500ccほどで、きれいなお酒になります。
柿の葉茶などにも代表されるように、柿はもともと食物ですから、これ以上安心なものはないのです。」
→ちなみに、右の写真は柿葉茶です。
一般的な飲み物になっていますよ。
「昔、魚網は麻や綿などの繊維で作られていました。現代のようにナイロンやビニール製品がない時代のことです。
ですから、魚網はその消耗度が大きく漁業にとっては左右される要素となりました。
そこで、魚網に柿渋をしみこませることで、水に強く、丈夫にすることができたそうです。
1、2年しか持たない魚網が、5年持つとしたら?それはすごい経済効果になりますよね。
また、柿渋の自然な色がつくことから魚から見えにくくなるので、漁獲高も上がった?とのことです。」
当社では、柿渋和紙で作ったクッションなどがありますが、よく「汚れたら、どのように手入れをするのですか。」と聞かれます。
私は、その人が使った歴史を大切に味わってほしいと考えています。
付着したものは汚れではなく味わいですから、落とす必要などありません。
直接肌に触れるようなものは、使い込むごとに黒くつやが出てきます。
それは、汗に含まれるわずかな鉄分が、柿渋の色を黒く変色させるからです。
中山社長は、どんどん新しいことに取り組んでいらっしゃいます。
このほかにも、和紙のランプや、ベスト、スーツケースなどを拝見しました!
「柿渋は、塗ることでとても質感がよくなります。
革でたとえると、革をなめすことを「タンニング」といいます。これは柿渋に含まれる「タンニン」が語源です。
また日焼けを意味する「サンタン」の「タン」も「タンニン」が語源です。
このように、質感が変わるといった語源には「タンニン」が語源となるものが含まれていることから、
柿渋の経年変化を物語ることもできます。
柿渋は、塗り重ねることによって、茶色に深みが増し、変化していきます。
ただ、味出しには時間がかかる、もっと早く味出しを楽しみたいという方は、紫外線を当てるとそれが早まります。早く言えば、日光ですね。革にも同じような味出しが当てはまります。
「布や木材など、柿渋を塗る素材はさまざまですが、もともとが紙屋ですので、紙に塗ることにこだわりがあります。
紙は、やはり「安い」「使いきり」というイメージがあり、よい印象ではありません。
柿渋事業に取り組み始めて20年ほどがたちますが、まだパブリシティは得ていないような印象がありますね。
紙に柿渋を塗ることで、先ほど挙げた魚網の話のように、とても強くなります。
当社で作っているランプやクッションが作れるほどに、立体的に、また丈夫に作ることができます。」
「私が柿渋に取り組んだころ、柿渋独特のにおいに悩まされていました。どのくらいすごいかというと、柿渋の作業をしていると、周りの家がみんな窓を閉めてしまうほどです。
私は捜し求めて、やっと、今使っている柿渋に出会いました。これはほとんど無臭ですので、どんな素材にもニオイを気にせずに使うことができます。」
「ときどき、成分表を提示するように求められることがあります。しかし、これはお断りしています。
なぜなら、作る容器、作る時期、使う材料によって一定の値が出ないからです。
これも天然素材ならではの現象だと思います。」
今回は、コルクのマウスパッドなどに使われている、柿渋のご紹介でした。
当社では、マウスパッドのほかにも、キューブクロックやデスクマットなどにも柿渋を使用。
また、柿渋に関して、まるとも様にさまざまなご相談をするなど、協調関係を強化しています!
いかがでしたか?風情のある趣の柿渋和紙は、これからも人気が高まりそうですね!
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